メッセージ

活動内容は主に生活を中心に構成します。畑で作物を育て、家事を回し、壊れたものを直す。コーヒー豆を売って生活費をまかなう。このバランスを取りながらいきたいです。

自然とできると良いですが、ゆるくなったり、きつくなったりで波はあります。それがいいようにも思えますが、自分の中では安定しようと心がけています。

先の見えない旅で不安になったりしますが、なんとか家族や仲間一緒にこの暮らしを楽しみたいと思っています。足りない部分を補い合って。

小商いというスタイルに憧れたのが個人事業の始まりでした。小規模でも地に足つけお客さんと関わりながら経営するという温かなイメージの仕事に憧れました。肩ひじはらず気楽に楽しみたいと。始めてみると、向いてないなとか、いろいろ思うことはありましたが、自分の売ったコーヒー豆を楽しんでくれる人々のお陰でなんとか続けています。

設備や技術も大事ですが、感謝の心を大事にしていきたいと思います。

アメリカの学者カルロス・カスタネダのであった呪術師の教えはたしか、道に迷ったときその道にハートがあるかを見極めろというものでした。ハートに進みましょう。

沿革

やおやお商店の誕生は令和元年に当時勤めていた空調設備の会社を退職し個人事業主として独立した時でした。当時幼かった長男にお店の名前は何がいいと思うかたずねると「やおやお」というので設備屋の慣例から商店と加えて、屋号を「やおやお商店」としました。

コーヒー豆販売は2021年頃から始めました。

まずコーヒーとの出会いについてです、こちらは高校生くらいだったでしょうか、母がキッチンでガス代の上に焙煎機を仕掛け、もくもくとやっておりました。当時はべつだん気にしてなかったですね。へー、くらいの感じで。自家焙煎の豆を使いコーヒーを淹れてくれていましたが、特に興味も持たずにいただいていました。

それから十数年たちこんどは私がキッチンに焙煎機を置き、もくもくやり始めました。まずは、イベントへの参加がきっかけでした。友人の個展に際して喫茶スペースを担当しました。夫婦で試行錯誤しメニューを決め、サンドイッチやマフィンなど作って出しました。この時コーヒーも出すことになり、コーヒー豆を母から仕入れました。

その後、カフェの出店を続けていこうということになり、それではコーヒー豆を自分で焙煎してみようという運びになりました。はじめは出店先のお店の近くに部屋を借りて焙煎を始めましたが、次男の誕生もあり、家で過ごす時間を増やしたかったので、自宅のキッチンに焙煎機を設置して焙煎所として届を出しました。

知人友人への販売をメインにネットショップやビラ配りなどでなんとか営業しますが、そう簡単にはいきません。少し手詰まり感があったため、ハローワークで珈琲焙煎の工場での仕事を見つけて、雇ってもらうことになりました。こちらの工場では10kgと5kgのフジローヤル直火式焙煎機を使用しており、2年間ほど焙煎作業に従事しました。1バッチあたり1.5から5kgほど焙煎しており、多い日には15回ほど焼いていました。